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今日仕事帰りの電車の中で、おもろい光景に出くわした。
ワタシが乗った電車に既に乗り込んでいた、大学生っぽい男女。 ちょうどその子達の横にワタシが立ったんよね。
突然、女子の方が
ふぉーりんらぶ。
とか言うの。じゃぱにーずアクセント全開で。
英語の勉強??と思いながら次の展開に耳をそばだててたら 何やら男子がうつむき加減でぶつぶつ言ってる。
ぶ・・・ぶ・・・ぶ・・・ぶ・・・・ ぶんかむら
・・・ってしりとりかいっ!
しりとりで ふぉーりんらぶ。 とかいいわけ?と心の中で物言いつけてると、 その女子が「ふぉーりんらぶ ってどういう意味?」と聞いている。
男子:「恋におちる」 女子:「ふ~ん」
・・・って・・・ふぉーりんらぶ の意味くらい分かるんちゃうん?(自分で言ってんだし) って2度目の物言いをつけながら、え、もしかしてこれって新手の告白???と勝手にドキドキしてたら
女子:「ら・・・らっきーいけだ」 男子:「だ・・・だいじまんぶらざーず」
・・・って普通に再開かいっ!
ロマンスの展開ではなさそうだ。 しかも華麗に『芸能人の名前シリーズ』に移行している。
女子:「ず・・・・ずぅ(Zooの事だと思う)」 男子:「う・・・うちむらてるよし」 女子:「しのはらりょうこ」 男子:「こんどうまさひこ」
この“芸能人の名前しりとり”が永遠と続くんさ。 もはや、最初の ふぉーりんらぶ と ぶんかむら は何だったのか? という謎に包まれながら。
すごいのが、「えーっと・・・んーっと・・・・」とか、そういう考える時間が一切ナイとこ。 流れるように芸能人の名前が次から次へと出てくるわけで、 中には、思わず「え、誰?それ?」と聞きたくなるような名前もあり どんだけ芸能人知ってんの?って感じで。
なんか普通のしりとりには思えなくて、もしかしてしりとりサークルの仲間? とか思い始めながらすっかり彼らのしりとりワールドに引き込まれる。
もう彼らの芸能人名前しりとりがワタシのBGMと化してきた頃、
女子:「きゃめろんでぃあす」 男子:「すし」
あそこにいた誰もが耳を疑ったと思うよ。
おいおいおいおい・・・・いきなり寿司って。いいのいいのいいの??? だってずーっとずーーーーっと芸能人の名前だったよ??それ以外はダメじゃないの?
女子:「し・・・しらいしみほ」
・・・・あ・・・・いーのね。
男子:「ほ・・・ほていともやす」
・・・・で、戻るんだ、男子。
わけわかんね。
その後「おおたなおみ」とか「たかだゆうじ」とか明らかに聞いた事ない名前が 頻発するようになって気づいた。
・・・・友達の名前もいいらしい。
さっき「誰ソレ?」と思ってたのも友達だったっちゅー事か。
暗黙のルールに縛られた洗練されたしりとりかと思いきや、単なる無秩序のしりとりでした。
何はともあれ、そのしりとりしてる間、いわゆる『会話』はないわけ。 まるで職人のようにひたすら課題をこなす2人、なわけ。
なのに唐突に、中断の合図もなく男子が持ってた雑誌を広げて
男子:「この漫画さぁー ちょっと読んでみて」 女子:「超うけるんだけどー」 男子:「なんかさ、この人さ・・・」
・・・・とふっつーに会話が始まったりするのよ。 まるでそれまでのしりとり大会がワタシの幻聴だったかのように。
そしてまたその会話が何の前触れもなくぴたっと終わり、
男子:「か・・・かとうなつき」 女子:「き・・・」
と再開する。 今度はさっきの雑誌の会話が夢だったように。
こういうのが3回転くらいするの。
驚くのが、どんなに会話タイムが延長されても、しりとり再開時にどちらも決して
「あれ?で、何だったっけ?」 とか 「何で終わってたっけ?」 とか聞く事なく
「お・・・・おかむらたかし」 とか 「た・・・たけうちゆうこ」 とか 数分前のしりとりの最後の文字がインプットされてるとこ。
何だ、あれ。
・・・とかいいつつすっかり彼らのしりとり大会に降りる駅まで夢中になってしまったワタシ。
それにしても、途中、女子は「だいじょぶだー」とか ダンディ坂野(だっけ?)のゲッツのポーズしながら「ナイツ」とか、散々だったな。
とどめは「ちょっぽけなぼくたち」。 さすがにこれは男子も「ナニソレ?」って聞いてたけど、「何かありそうじゃない?そういう歌とか」
・・・・っておいっ!自由にもほどがある。
最近の若者と普通にコミュニケーションを取れる自信が全くなくなったっす。
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